デフォルトでは、開いているファイル名をタブの形で表示している「多目的バー」。
MIFES for Windows Ver.6.0までは「最下行」と読んでいたこのバーがVer.7.0から「多目的バー」という名前に変わりました。
「多目的」という名前のとおり、ここには各種メッセージを表示させたり、ファンクションキーに設定されている機能を表示することができ、お好みやご利用状況に合わせて切り替えてお使いいただける、文字どおり多目的なスペースなのです。
まずは、多目的バーの表示例をご確認ください。
■2行表示
開いているファイルが多い場合など、2行表示に切り替えることができます。
■固定幅表示(ファイル名)
ファイル名をタブ形式でなく固定幅で表示することもできます。
■ファンクションキー表示
ファンクションキーに割り当てられている機能名を表示できます。Ctrlキー、Shiftキー、Altキーを押しながらのキー定義も、それぞれのボタンを押すと表示されます([Ctrl]+[F1]など)。この表示のときには、多目的バーをクリックするとその機能を実行できます。
■選択メニューの説明を表示
多目的バーにメニューで選択している機能の説明を表示することができます。不要な場合は非表示にもできます。
■検索失敗メッセージを表示
検索できなかった場合のメッセージは通常メッセージボックスに表示されますが、このメッセージを多目的バーに表示することができます。
検索失敗メッセージの表示メッセージボックスの場合は、次の操作に写る前に[OK]ボタンをクリックする必要があり、頻繁に【検索】を実行する場合には、このクリック操作がわずらわしいことがあります。そのようなときは、メッセージを多目的バーに表示する設定にしてお使いください。
多目的バーに表示されたメッセージは、次の操作を始めたとき(または2秒後)に自動的に消えるので、ユーザーはメッセージを確認すれば、メッセージを消すための操作は必要ありません。
もちろん、メッセージボックスを表示するデフォルトの設定に戻すこともできます。
(【環境設定】-【ツールバー】タブ内)
多目的バーにはいろいろな情報が表示されています。 各ボタンや表記のルールは以下のとおりです。
その他、2行表示や固定幅/タブ形式の切り替えなどは、【環境設定】-【ツールバー】タブで行えます。
複数ファイルの間をよく行き来する方は、ファイル名表示にして、[Ctrl]+数字キーのキー操作で切り替えられるようにしておくと便利ですし、ファンクションキーの割り当てを変更している場合や、マクロやキーボードマクロをファンクションキーに割り当ててお使いの場合などはファンクションキー表示にしておくと便利です。
▲[環境設定]-[ツールバータブ]内画面
多目的バー上で右クリックして関連機能を実行この多目的バー、表示方法や使い方をマスターすると、想像以上に重宝する「便利バー」なのです。