まだまだある切り貼り機能
「この行の下に、もう1行同じような入力をしたい」ということがあります。
そんなときのためにMIFESには【行の2重化】が【編集】-【各種の挿入・削除操作】メニューの中にあります。
【行の2重化】は、カーソル位置の行(論理行)と同じ行をすぐ下に挿入します。
カーソル行を選択してコピー&ペーストでも同じことができますが、【行の2重化】を使うと行全体を選択する必要がなく、
またショートカットキーShiftキー+F10キーで実行すると1操作で行をコピーできます。
また【行の2重化】はカットバッファを使いません。行の2重化でコピーできるのは論理行頭から500バイト目を含む表示行までです。
※論理行と表示行について
「論理行」は改行から改行までのことを言い、「表示行」は画面表示上の1行をいいます。
表示行は「折り返し桁位置」によりその長さが変わりますが、「論理行」は折り返し位置によって変わることはありません。
MIFESの切り貼り機能は、【編集】-【各種の挿入・削除操作】メニュー内にもあります。
これらはマウスのなかったDOS版MIFESのころからあります。
【編集】-【各種の挿入・削除操作】メニュー内の各機能をご紹介しましょう。
使いこなすポイントは、「削除する機能」と削除した文字・文字列を「挿入する機能」の組み合わせを覚えることです。下表を参考にしてください。
※【1行削除】【行末まで削除】【行頭から削除】の「行」とは、表示行です。
『細かい切り貼りはこれでしかしない』というヘビーユーザーも多く、これらの機能をすべてキー操作に割り当てて、キーのみで編集が行えるようにしています。
参考までに、バッファとスタックの動作は以下のとおりです。
以下のバッファやスタックは、クリップボード、行カットバッファ、箱型カットバッファとは異なります。
以下は削除文字スタックを使用する切り貼り例です。
Windowsのアプリケーションにある一般的な切り貼りとは少し動きが違う感じがするかもしれませんが、使い慣れると違和感もなくなります。