chapter1 PukiWikiとは
Webコラボレーションに役立つWikiとは何か?Pukiwikiを使うと何ができるのか。Pukiwikiの概要と特徴を紹介します。


Webコラボレーションツール

Webコラボレーションツールとは、Webを介して行われる複数人による共同作業をいいます。インターネットの普及によりwebやメール、インスタントメッセージ
やファイル共有など、オンラインでのやり取りが便利になりました。

1-1様々なWebコラボレーションのツール

プライベートでも仕事でも、オンラインでのやり取りはかなり増えてます。
また、ブログやソーシャルネットワークサービス(SNS)をはじめとするWebサービスの広がりで、Webコラボレーションの手段や機会が増えてます。

wikiは、ハイパーテキストドキュメントを手軽に作成するためのツールです。

1995年、ward cunningham氏により実装されたwikiwikiwebというシステムがその始まりです。

代表的なWebサービス

実際にWebコラボレーションを行う際にどのようなサービス、どのようなツールを用いるのかは作業内容によって様々な選択肢があります。

例えば、共同作業を行うメンバー間でWeb上には議論を行い、その経緯を把握していきたい場合、掲示板機能を持つWebサービスを利用することで目的を実現できるでしょう。

また、日々の経緯を経過を記事として掲載し、コメント機能でコミュニケーションを取ることでコラボレーションに用いるツールを選択することは悩ましい問題です。

Webコラボレーションを始める際にツール選択を迷うような場合でおすすめしたいのがWikiです。

Wikiにはシンプルな仕組みのゆえの導入の手軽さと高い自由度による柔軟性があるので、導入して使いながらコラボレーションのスタイルを作り出していくことができます。

Wikiとは

Wikiとは、ハイパーテキストドキュメントを手軽に作成するためのツールです。
1995年、Ward Cunningham氏により実装されたWikiWikiWebというシステムがその始まりです。
WikiWikiWebのWikiWikiとはハワイ語で、速い、敏速なや素早い、形式ばらないという意味の言葉です。
WikiWikiWebを直訳すると「迅速な形式ばらないWeb」となり迅速に編集可能なWebサイトを構築するためのツールを表します。
一般的にWikiWikiWebはWikiと省略されて呼ばれて、この省略形が言葉として世の中に広まりました。

1-2 PukiWikiとは

Webサイト更新の流れ

従来のWebサイトでドキュメントを掲載するためには、下記のような手順で行ってます。

HTMLファイルを作成(テキストエディタやHTMLオーサリングツールを使用)
ページ内で使用する画像ファイルを作成(画像編集ソフトを使用)
作成したHTMLファイルと画像ファイルをWebサーバーへ転送(FTPクライアントを使用)
Webブラウザで表示状態やページ間リンクの接続を確認(Webブラウザを使用)

まず、Webサイトで文書を表示させるためにはHTMLを作成することになります。
HTMLを作成するためにはDreamWeaverを代表とするHTMLオーサリングツールや
Microsoft Word,ExcelなどのHTML生成機能を利用することができますが、前提としてHTMLの知識が必要となります。HTMLドキュメントでリンクをはる際には、そのリンクが正しく機能しているかどうかを確認する必要があります。

作成したHTMLドキュメントをWebサイト上で公開するために、一般的にはFTPクライアントを利用します。複数人でサイト構築を分担する場合は、上書きして更新内容を無駄にしてしまう問題が発生することがあります。

一方、PukliwikiでWebサイトを構築する手順は次のようになります。

PukiwikiでWebサイトを構築する場合、ページ作成に利用するツールはwebブラウザのみで済みます。ページ内で掲載する画像をサーバーにアップロードするもの添付機能を利用すればWebブラウザのみで完結します。
複数人でドキュメントを編集する場合、ファイルをFTPでアップロードする工程が必要ないため、上書きしてしまう可能性はありません。
同時に複数人で編集してしまった場合でもPukiwikiの機能で更新の衝突を知らせてくれるので、上書きによるドキュメントの消失を免れることができます。

どんなことに使えるのか

Pukiwikiで自由に更新できるWebサイトを作ることができます。
では、自由に更新できるWebサイトはどのようなことに使えるのでしょうか?

Wikiの生みの親であるWard Cunningham氏は、もともと文書を自由に作成するためのツールとしてWikiを考えました。Wikiの元となるWeb技術を支えるHTML自体も、もともとインターネット上で論文を共有するために学者の間で創り出された技術なので、そのWeb上で成り立つWiki文書作成、文書共有のための有用なのは言うまでもありません。
次にWikiの活用事例を紹介します。

1-3 PukiWikiの種類

1.3系と1.4k系のバージョンそして1.5系

現在の主流は1.5系で、最新版は1.5.4です。1.3系は古くから使用されてるユーザー向けに提供されている。
ユーザー向けに提供されてるバージョンです。
新バージョンが出た当時は、新機能を加えていく開発版のような扱いでした。対する既存バージョンは安定版とされいて、
機能追加よりもセキュリティアップデートなどのメンテナンスとしての改修のみが行われている状況でした。

その後、1.4系でしばらく開発が続いて安定性が増し、それにつれて普及度も上がりました。
そのため現在では、1.3系は安定版というよりは旧バージョンという位置づけです。

1.3系1.4系は内部構成に随分違いがあります。機能や使い方の面でも違いがあり、
1.3系で作られてるページデータは1.4系でそのままでは使用できません。プラグインについても同様です。
これからPukiwikiを新たに使う場合には、最新版をおすすめします。

1.5からは、軽微なインターフェースの実装によるものが多いが、スマートフォン対応などの改善が施されている。
近年の普及率が高まっているスマートフォンなどのデバイスにも対応し利便性を高める工夫がされてます。


添付ファイル: file活用するために必要な知識.png 12件 [詳細]

トップ   差分 履歴 リロード   一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2023-02-10 (金) 08:21:53 by pukiwiki 1.5.4(202.243.127.62)