#author("2020-06-17T08:18:09+09:00","","")
*雪の多い新潟県 [#o2ac7df1]
新潟県は梅雨の終わりのころ,まとまった雨のふることがあります。
この雨を集中豪雨といって、2004(平成16)年の「7.13水害」,2011(平成23)年の「新潟・福島豪雨」の
ように大きな災害をもたらすこともあります。
冬には,雪がたくさんふります。上越市と,ほとんど雪のよらない東京をくらべると,冬の降水量のちがいがよく分かります。
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(1981年~2010年の平均気象庁)
魚沼地方や上越地方は,日本でも積雪量の多いところとして知られています。
平地で2m以上,山地で4~5mもっもるところがあります。
記録をみると,これまでに一番多くっもったところは,魚沼市栃尾又です。1936(昭和11年)年2月15日の観測では,
7m8cmもありました(気象庁の記録)。
新潟県の雪は,しめリ気が多く重いのが特徴です。そのために,家がつぶされないように雪おろしをします。
最近では,雪が自然に落ちるような屋根や,雪をとかすしくみのある屋根など,雪おろしををしなくてもいいような工夫も進んでいます。
また,道路や鉄道につもる雪を,とかしたり,除雪したりして,人や自動車,列車が安全に通ることができるようにしています。
こうした雪をとリ除く作業は,昔から続けられてきました。
しかし,山地などにたくさんつもった雪はゆたかな雪どけ水として,米づくリ,飲み水,発電などにかかせないものになっています。
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(1981年~2010年の平均 新潟地方気象台)
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