PHOTOニュース

ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

>>過去記事一覧
柏崎の県議選 相次ぎ総決起大会へ

 4月2日告示・11日投票の県議選に向けて、柏崎市区では、立候補を表明している3人の陣営が今週末から相次いで総決起大会などを開く。すでに選対事務所の開設も進んでおり、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画をめぐる動きや、県会・市会の新年度予算案審議の中で、前哨戦が火花を散らしていくことになる。

 柏崎市区に出馬するのは、ともに自民党現職で5期目をねらう東山英機氏(54)、4期目に挑む西川勉氏(72)と、社民党やその支援者などでつくる「環境を守り住民自治を進める会」が擁立する現刈羽村議の武本和幸氏(49)。共産党が候補を見送ったことから、昭和62年から4回連続の3つどもえ戦になることはほぼ確実な情勢だ。

 東山陣営は28日午後2時から市民会館大ホールで総決起大会を計画。自民党小渕派会長の綿貫民輔代議士の激励講演が行われる。翌週3月7日には市内新田畑で選対事務所開き。

 西川陣営は昨年末に駅前2の後援会事務所に選対を設置した。3月14日午後1時半から市民会館大ホールで総決起大会。政治評論家・早坂茂三氏を招いて激励講演の予定だ。

 武本陣営は、日吉町に選対事務所を設置。3月7日午後4時から産文会館大ホールで「市民フォーラム」と銘打った集会を開き、総決起を呼び掛ける。福島瑞穂参院議員を招く。

 今回の選挙は、プルサーマル計画をめぐって3月23日に予定される住民投票条例案の市会審議と、同月中と見られる県・市・刈羽村の計画可否判断直後の告示となる。

 自民党はプルサーマル推進の立場。東山氏は「あちこちを回ってみるとプルサーマルの話はあまり聞かない。それよりも不況や福祉の問題を切実に訴えられることが多い。プルサーマルと選挙は別問題ではないか」とするが、西川氏は「自民党対反プルサーマル選挙になるかもしれない。住民投票条例案採決後の動きを想定して戦わなければ」と危機感も口にする。

 一方、武本氏は「世界が脱原発に向かっている中で柏崎はプルサーマルを押しつけられようとしている。そういう住民の気持ちが県会に届いていない」と主張し、プルサーマル反対を前面に掲げての戦いだ。

(1999/ 2/24)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。