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ひと足早く春らんまん「洋らん展」

 柏崎愛らん会の発足10周年を記念した「洋らん展」が3日から、産文会館展示室で始まり、色とりどりの花を咲かせた鉢物で、ひと足早く春爛漫(らんまん)気分を楽しませている。

 会場にはカトレア、シンビジウム、デンドロ、コチョウラン、パフィオなどたくさんの種類の鉢物が所狭しと並び、華やかさと心和ませる雰囲気。ピンクの濃淡、黄色、白などの花から独特の芳香が漂い、訪れた人たちもじっくり見入った。

 今年の出品数は実に約200点を数え、事務局の野沢英雄さんは「専門業者が驚くほど栽培技術が大変向上している。東京ドームのらん展に出品しても恥ずかしくないほどだ」といい、「この会は、町中をらんの花でいっぱいにしようと発足した。らんは手のかからない花なので、ぜひ愛好者を増やしたい」と話した。 同展は4日までで、午後1時半から一時間、デンドロを中心にした栽培講習会がある。

 なお、出品者によるコンクールが行われ、今年初めて設けられた県知事賞をはじめ、上位入賞者に次の人たちが決まった。かっこ内は品種。

▽県知事賞=金子芳子(シンビジウム)
▽愛らん会長賞=入沢ミサオ(同)
▽市長賞=相沢タケ子(同)
▽市議会議長賞=酒井ミエ(リカステ)
▽柏崎郵便局長賞=長谷川昇二(パフィオペデルム)
▽柏崎日報社賞=遠藤涼子(カトレア)
▽愛らん会理事長賞=岡島ミヨ(ファレノノブシス)
▽同会理事会賞=佐久間栄子(デンドロビウム)
▽柏崎刈羽雪割草保存会賞=会田照美(シンビジウム)
▽奨励賞=下条晴子(カトレア)

(1999/ 4/ 3)

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