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市内小学校の4割が男女混合名簿

 市女性政策室は男女共同参画社会の実現を進めるため、市内の小・中学校などの現況把握を目指して、児童・生徒の男女平等に関する意識調査を行い、この結果をまとめた。このうち、今年1月の時点で、男女混合名簿を実施している小学校は約4割、中学校は回答校の約1割だった。

 調査は、男女が互いに認め、支え合いながら、生き生きと暮らすことのできる共同参画社会づくりの政策立案に向けて、子どものころからのかかわり方の把握を目指した。小学校では23の全校、中学校では1校を除く9校が回答した。 主な設問によると、学校生活全体にかかわることでは、「げた箱の並びを男女混合にしているか」には小学校の31.8%、中学校の11.1%が実施。「児童生徒を呼ぶ場合、男女で同じ呼び方をしようと申し合わせているか」は小学校の77.3%、中学校の88.9%が申し合わせていないと答えた。  

 入学式では「式場では男女混合名簿で座るか」「卒業証書は男女混合で児童・生徒に渡すか」には、小学校の43.5%、中学校の11.1%がそれぞれ「はい」と回答。運動会・体育祭で「入場行進は男女混合で実施しているか」には、小学校の21.7%が実施しているとし、中学校はゼロだった。

 一方、男女混合名簿の実施では、小学校の39.1%、中学校では11.1%が実施していると回答。今後実施する考えのある小学校は5、中学校は1。小・中学校ともにそれぞれ3校が考えがないとし、わからないが全体で10校あった。すでに実施校では「子ども1人1人の育ちを大切にしていこうという職員の意識改革のきっかけになった」などを挙げ、実施の考えがない学校では「男女平等と混合名簿は関係性が薄いと考えているから」「事務処理上の都合で、差別ではなく区別と考えている」などと理由を述べている。

 同調査では併せて、市内の公私立保育園・幼稚園でも園生活などの実態を聞いた。このうち、男女混合名簿は、保育園で1園を除く30園中、93.3%が実施。全園が回答した幼稚園では66.7%が実施、33.3%が生年月日順と答えた。

(1999/ 4/16)

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