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市議選 現職10人増票、12人減票

 25日投開票が行われた柏崎市議選は、現職で立候補した22人のうち、10人が4年前の前回選挙より票を増やし、逆に12人が減らした。また保守系が全体で約4,700票減だったのに対し、共産党、公明党が大幅に票を伸ばしたのが特徴だ。

 今回の選挙は候補者が前回の34人から31人に減り、投票者数も53,820人から52,653人に減った。

 増票のトップは矢部忠夫氏で、前回票に290票を上積みした。これに対し減票は今井元紀氏の408票が最多。矢部氏は反原発の立場からプルサーマル反対を訴え、今井氏は保守系の中でただ1人プルサーマルに反対したが、票は明暗を分けた。今井氏の場合、支持層が一部重なる同年代の新人・中村明臣氏の出馬も影響したと見られる。

 増票上位には、北条地区の五十嵐直樹氏と持田繁義氏が200票台で並んでおり、同地区の候補が前回の4人から2人に減ったことが票に表れた。今井氏に続いて減票が大きかった高野宰氏と内山完二氏はともに選挙前や今任期中に病気入院したハンディがあった。

 現職後継の新人では、笠原浩栄氏が中村征一氏の前回票を716票増やした。地元の中鯖石・南鯖石地区で他にも現職が引退し、笠原氏1人だけになったことがプラスに働いた。公明党の若井恵子氏が村山麗子氏の前回票を674票増やしたのも見事だった。霜田彰氏は牧口清八郎氏の票に271加えた。

 保守系は19人の票を合わせて29,913票。得票全体の約57%。22人が立った前回より4,706票・5ポイントの減だ。社会クラブ・社民党系は7,205票で、1人減ったこともあって724票減。共産党と公明党はそれぞれ前回と同じく3人と2人が出馬し、共産党は908票増の4,164票、公明党は793票増の4,101票を獲得。わずかだが、共産党が公明党を逆転した。

 柏崎地区同盟友愛会議・民社協会は、故山中康宣氏と遠藤清氏が交代し、遠藤氏が山中氏の票を大きく上回ったため、本間厚幸氏と合わせた票を前回より693票伸ばした。

(1999/ 4/27)

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