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語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ 冊子製作

 市老人クラブ連合会(高橋光栄会長)がこのほど、冊子「語り継ごう柏崎の知恵ぶくろ」を製作した。暮らしの中の実践と体験で得た知恵を出し合って、長い時間をかけてまとめ上げた労作。各地域の言い伝えなども収録され、ローカル色たっぷりだ。

 市老連・女性部会(田辺憲子代表)は、昔から言い伝えられている生活の知恵を今のうちに残しておき、長く語り継いでいこうと、平成八年に地区の女性部員を通して、市内の単位クラブに協力を呼び掛けた。これまでに、実にたくさんの言い伝え、情報が寄せられたことから、田辺代表(68)ら5人が整理・編集作業を進めた。

 今回の冊子には、健康、料理、家事、天候、農作業、ことわざ・言い伝え、生活の知恵の7章に分けて収録した。ドクダミやモチ草を使ったせき止めなど身近な材料による民間療法をはじめ、「魚は、目よりもエラで選ぶ」「ご飯は盛るな、よそえ」などの言い伝え、台所のワンポイントアドバイス、食べ合わせの注意、ちょっと知っていると得すること──などが収録された。

 田辺代表は「昔からの生活の知恵を今、残しておかなければならないとの思いから作業に取り組んだ。編集のかたわら、自分自身でもいい勉強になった。若い人はもちろん、お年寄りからも読んでもらえるように活字を大きくしており、ぜひたくさんの人から見てもらえたら幸いだ」と話している。このほか、昔の遊びや年中行事、神社仏閣に伝わる縁起などの数々が寄せられており、続編の作業にも取り掛かりたいという。

 冊子はA5判58ページ。一部500円で、市内豊町の市総合福祉センター内、市老連事務局(電話22-1411)で取り扱い中だ。

(1999/ 5/ 8)

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