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広域農道の軟弱地盤対策に発泡スチロール

 県が事業主体となって進めている広域営農団地農道(広域農道)整備事業の柏崎第2期工事区間で、軟弱地盤対策として道路の基礎部分に発泡スチロールのブロックを使用し、その上に道路を作る工法が取り入れられている。

 広域農道は、郡市の営農団地や集出荷施設を結んで効率の良い農業を目指す。農村地域の生活基幹道路としての期待も大きい。第1期(市内折居―軽井川、16.9km)は平成3年度から、第2期(市内平井―西山町石地、13.9km)は8年度から工事が行われている。

 第2期区間の柏崎市から刈羽村にかけての一帯は地盤が弱く、その対策が工事のポイント。対策工法がいろいろある中で、県が採用したのが超軽量材の発泡スチロールを使う工法だ。市内の工事現場の近くには住宅が多く、国道や県道も交差していているため、工事期間を出来るだけ短くしたいことや、軽くて圧縮強度に優れ、衝撃・振動を減少させる効果が高いことが採用の理由だ。

 道路は一般的に上から、表層(アスファルト舗装)、上層路盤、下層路盤、路床の4層構造となっており、一番下の路床部分に発泡スチロールを使った。まず200センチ×50センチで厚さ50センチの発泡スチロールを敷き詰め、さらに少し強度の高い同じ大きさの厚さ30センチの発泡スチロールを重ねる。スチロール同士は特殊な金具で固定していく。浮き上がってくるのを防ぐ目的でコンクリートの薄い層で覆って重りとし、その上に通常と同じように土を盛って路盤を造る。

 この工法を使った工事は、まず刈羽村地内十日市―新屋敷間2300mで行われ、今年度は市内畔屋地内、県道柏崎―小国線との交差点付近(200m)で実施した。近く曽地新田地内の160mでも行われる。

 市内の道路で軟弱地盤対策として発泡スチロールが使われたのは初めてだ。

(1999/12/18)

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