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市野新田で巨石から石割桜

 残雪の米山を望む市内市野新田の山中で、巨石の割れ目から伸びる石割桜が咲いた。近くを造林用作業道路が通るまで、ふもとの人も近年まで知らなかったヤマザクラの大木だ。

 場所は市自然休養村・米山きのこ園の西側山中。きのこ園わきの林道か1キロ近く入った標高約500メートルの地点で、市野新田と中頚柿崎町黒岩地区の境界付近。幹の周囲は1.6メートル、胸高直径は55cm。根元の石は地面からの高さが約1.7メートルで、幅3メートルほど。コケむした巨石の中央を割って、桜の根が地面に伸びている。石割桜は、盛岡市の盛岡地裁内にある国の天然記念物が有名だ。

 ふもとの米山きのこ園の嶋岡巌園長(76)によると、8年ほど前に造林用道路を切り開いた際、雑木に囲まれた石割桜が現れたため、桜の下方に道を通した。昨年7月ごろ、周囲の木を切るなどして見やすくし、最初の開花を迎えた。周辺では雪解けのころ雪割草が咲き、マンサクの花、カスミザクラが花開き、ブナが芽吹く。道は山頂のブナ林に続き、近くに「不動の滝」もある。

 柏崎きのこ研究会会長で柏崎植物研究グループ副会長の布施公幹さん(68)は、「桜の種が石の小さな割れ目に付くなどして、成長に伴い、根が石を割って伸びていったのではないか」と見ている。

(2000/ 5/12)

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