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高校野球選手権新潟大会決勝の産大附属―帝京長岡。柏崎勢初の夏の甲子園出場を決め、マウンド付近で喜びを爆発させる産大附属の選手たち=26日、新潟市中央区のハードオフエコスタジアム (2024/07/26)


踊り絵巻で情緒豊かに市中を埋めた民謡街頭流し。柏崎に夏本番の訪れを告げた=24日夜、市内東本町1 (2024/07/25)


全国高校野球選手権新潟大会準決勝の産附―中越。産附は7回に相手の失 策で千野(右)が生還して6―5と逆転する=23日、エコスタ (2024/07/24)

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山田しげおさんが詩集「地をはう」

 市内諏訪町、バリアフリーフォーラム柏崎代表・山田しげおさん(47)が詩集「地をはう」を発刊した。自身の詩集としてはこれで3冊目。暮らしのことや現実の厳しさ、夢、子どもたちへのメッセージなどがつづられている。10月1日には産文会館で発刊記念パーティー、22日には栄町の元気館で詩集の朗読会が行われる。

 山田さんは脳性まひのため、8歳から15歳まで療育施設・県立はまぐみ学園で過ごし、新潟養護学校高等部で学んだ。その後、東京都日の出町の授産施設・日の出舎に入り、平成6年にふるさとの柏崎に戻るまで、詩集「椅子車」「生きていく場所」の2冊を出版している。

 3冊目の詩集「地をはう」は柏崎に戻って以来、5年間で作った詩を収録した。「海岸沿いに植わっている松の木は地をはうように立っている まっすぐ伸びないで 年寄りみたいに立っている 腰がまがっていても それでも天に向かって 伸びよう 伸びようと しっかり根っこをはって立っている(略)」(地をはうより)をはじめ、「21世紀と子どもたちへ」「障害者だって人」「おかあさんへ」の各章に合わせて約80編を数える。

 山田さんはあとがきで「言語障害があるために自分のことがよく伝わらない。相手に自分のことをわかってほしいために詩を書いている。この詩集を通して障害者も、障害のない人も何か通うものができたらうれしい。詩集を読んだすべての人が『生きていることはいいことなんだ』と思うような『詩』があったらうれしい」と記している。

 A5判107ページ。イラストは群馬県在住の小島晃代さん。問い合わせは山田さん(電話21-0241)へ。

 10月1日の記念パーティーは午後零時半から産文会館。会費は3,000円。22日の朗読会は午前10時、午後2時から元気館デイサービスルーム。

(2000/ 9/30)

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