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タイムケア開設半年 予想超える利用

 市が、市内栄町の元気館で在宅の知的障害児の社会参加と、介護者の負担軽減を目的にしたタイムケア(日中預かり)事業を開始し、半年が経過した。利用者は当初の予想よりも多く、現在30人あまりが登録するなど、障害児を持つ家庭にとって、新しい支援として定着している。

 タイムケアはいわば知的障害児などの児童クラブ版ともいう事業。市内の特殊学級やさざなみ分校などに通う児童が放課後のひと時、同館のプレールームで交流をしたり、創作活動などで過ごしてもらおうというもの。県内では新潟市で民間が行っている程度で、自治体としては初めての取り組みだ。

 本市では、特殊学級、さざなみ分校通学生の保護者を主体にしたグループ「トライネット」(西川紀子代表、会員数31人)に事業を委託し、今年6月からスタート。当面は毎週1回に設定し、木曜日午後に実施してきた。専任指導員、同館臨時職員のほか、産大、柏商、柏農から学生、生徒がボランティアとしてかかわっている。

 明るい笑顔の児童たちに、保護者は「家での遊びに幅の少ないだけに、大変ありがたい。外に出て、いろいろな人にかかわることで、子供の表情が変わった」と見守る。先ごろには県内の知的障害者の団体などが取り組んだボランティア活動にも積極的に参加して、同館内の窓ガラスふきなどにも取り組んだ。

 担当の市福祉課では「在宅の障害児を持つ母親の介護負担の軽減と、児童の社会参加の場の創出という2つの取り組みがうまく合体し、予想を超える利用となっている。今後は事業拡充の検討も必要だ」と話した。

(2000/12/ 1)

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