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14年度の公立高募集計画案で柏崎に中高一貫校

 県教委は12日、県議会総務文教委員会で平成14年度公立高校募集計画案を明らかにした。長岡・柏崎学区では6年間の中高一貫教育を行う県立柏崎中等教育学校(仮称)を設置する。常盤被服科は募集停止となり、柏農、柏商と併せて統合し、総合学科に改組する。西越は県内5校目の単位制高校となる。

 県立中等教育学校は柏崎市と村上市に各1校設置する。いずれも中学入学時の14年度に2学級70人を募集し、高校進学時の17年度は10人を追加募集、最終的に1学年2学級80人とする。通学区域は高校普通科の当該学区に住む生徒と、隣接学区から1時間程度以内で自宅通学ができる生徒。

 選考は小学校の指導要録、6年生1、2学期の成績と、作文、面接などを予定。中高一貫教育校はこのほか、津川高校内に県立津川中学校を併設し、中学入学時の14年度に1学級40人を募集、高校進学時の17年度に40人を通常の高校入試で追加募集する。

 県教委は昨年9月、13年度募集学級計画策定の中で総合学科、単位制高校、中高一貫教育の準備と普通科における特色あるコースの設置を打ち出している。柏崎地区ではこれらすべてのメニューが盛り込まれ、14年度にかけて一気に動き出す様相だ。計画案は13年度の進学状況や県議会などの意見を踏まえ、10月の教育委員会で決まる。

 一方、工業高校について県工業教育の在り方検討委員会は、県内7校程度に再編・整備する方向を妥当としたうえで、「柏崎地区では柏工を整備充実させることが望ましい」とする半面、「学科の壁が厚すぎ、工業教育のシステムとして硬直している」とも指摘。体制刷新を提言している。

 県では学校統合、中高一貫教育校の設置について、「施設面での対応は今、申し上げられる段階ではない。地元に学園ゾーンへの要望があるのは知っているが、既存の施設を利用するのが基本的立場だ」としている。

(2001/ 3/13)

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