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西川市長は2日の定例記者会見で、柏崎市に設置される中高一貫教育の県立中等教育学校について、当初予定の2002年度開校を延期するという内諾を県から得たことを明らかにした。準備期間がないことや位置の問題などで市がかねてから繰り延べを求めていた。
中高一貫校は、県教委が来年度公立高募集計画案の中で、柏崎市と村上市に中等教育学校を設置、津川高に県立津川中を併設するとしたもの。柏崎への設置で県側は、総合学科への改組と柏農への集約で空く柏商校舎を活用したいとしているが、市は市内南部の学園ゾーンへの新設を要望。その場合、校舎建設も開校スケジュールに大きく影響する。
会見で市長は「県内で初めての学校であり、今後長く人材を育てることになるので、慎重に検討して出発した方がいい。来年度からは無理だ」と述べ、これから秋にかけて学校の理念、位置について県と詰めの協議をしていきたい考えを表明した。
県は延期後の開校時期を「2003年度以降」としており、市長は「少なくとも1年は延期になる。1年で済むかどうかは今後検討しなければならない。なるべく早く開校したい」と述べた。
一方、柏農、柏商、常盤被服科を来年度から統合する総合学科について市長は、生物生産系、食品科学系、環境工学系など地元側の9試案を示し、「地元から声を上げることも大切」と改めて述べた。また、対象3校(学科)で現在学んでいる生徒は今の学校・学科・校舎で教育を継続することや、総合学科開設から中高一貫校開校までの間、市内全体の高校募集定員が減らないよう暫定措置を県に求めていることも説明した。
(2001/ 7/ 2)
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