PHOTOニュース

柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

>>過去記事一覧
ターシャ・テューダー展に共感

 アメリカの絵本作家ターシャ・テューダー(1915―)の絵本原画、日用品などを集めた「ターシャ・テューダーの世界展」(市、市教委主催)が6日から、ソフィアセンターで始まった。自然の中で暮らすターシャの生き方が、訪れた人たちの共感を呼んでいる。

 ターシャは1938年の「パンプキン・ムーンシャイン」以来、約80冊以上の絵本を出版している作家。同展では、代表作「コーギビルの村まつり」「輝きの季節」などの原画65点が出品された。花や子供、動物などはすべて実在のモデルとあって、どの作品も幻想的なだけでなく、写実的に描かれている。

 ガーデニングを好むターシャにふさわしく、会場にはかれんな鉢物が来場者を出迎え、中国製のティーカップ、ろうそく用ドライヤーなどで台所をそのままま再現した。手作りのドールハウスやドレス、コーギー犬のぬいぐるみなども展示され、生活の楽しみ方を伝えている。

 初日午前には柏崎小の6年生らが訪れ、「動物や子供がかわいく描いてあった。きれいな色づかいで、どぎつくなくていい」と渡辺裕子さん、山崎佳菜さん、品田綾さんの仲良し3人。同展の企画を担当し、2週間前にターシャに会ったという横山真佐子さん(53)=山口県下関市=は「ターシャは年中はだしで暮らす人。土や植物の感覚を知り、精神も肉体も強い。展覧会を通して、私たちが忘れている人間の感覚を思い出してもらえたら」と話した。

 併せて、市内の元気なお年寄りたちを撮影した作品も展示中で、随時出品を受け付ける。「ターシャ・テューダーの世界展」は22日(15日は休館)まで、時間は平日が午前10時から午後9時、土・日・祝日は午前10時から午後5時。入場料は大人500円、高校生300円、中学生以下無料。

(2001/ 7/ 6)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。