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西山出身のキックボクサー尾崎選手が王座奪還

 西山町出身のキックボクサー、尾崎英樹選手(28)=新潟市、ピコイ錦ジム=が5日、水戸市民体育館で行われた日本バンタム級王座決定戦(日本キックボクシング連盟主催)で五ラウンド判定勝ちし、デビュー10年目にして3年9カ月ぶりの王座奪還を果たした。応援バスツアーで町民28人を送り込んだ後援会(荒木総一郎会長)も喜びに沸いた。

 尾崎選手は1991年のデビューで、94年6月、21歳でバンタム級チャンピオンになった。3度の防衛戦で王座を守り、97年秋にタイトルを失った。奪還を期した昨年の王座決定トーナメント決勝では敗れたが、今回、チャンピオンの引退に伴う2度目の挑戦で再びチャンピオンベルトを手にした。

 現役は30歳前後までと言われるハードな競技とあって、内心引退を覚悟し臨んだ試合だった。相手選手の地元会場のメーンイベントで終始優位に戦い、3−0で判定勝ちした。デビュー以来の公式戦は33戦20勝7敗6分け(11K0勝ち)。試合翌日、三富町長を役場に訪ね、町民の応援に感謝を表した。

 尾崎選手は「地元にまたベルトを見せることができてうれしい。国内4団体で統一ランキングをつくる話もあり、町長も観戦したいというので、できるだけ頑張りたい」と闘志を新たにしている。

(2001/ 8/ 8)

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