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「にいがたの消えゆく野生動物展」27日から

 市立博物館が27日から、特別展「にいがたの消えゆく野生動物展」を開く。後援は県、市、市教育委員会。県内をはじめ、全国の博物館、研究機関などの協力で、めったに見られない標本の展示が見込まれる。会期中、28日と8月4日には本県の野生生物の保護対策検討会にかかわった専門家による講演会を予定している。

 野生生物の種の絶滅防止のため、世界的なレベルで保護対策への取り組みが始まる中で、本県でも1995年に県環境基本条例を定め、昨年「レッドデータブックにいがた」を発刊した。野生動植物の生息・生育状況について過去との比較を行い、個体数が減少している種、生息・生育環境が悪化している種などをリストアップし、絶滅のおそれの度合に応じたランク付けを行った。

 現在、本県ではニホンオオカミ、ニホンカワウソなど八種類の野生動物が絶滅し、現在295種類が保護上重要な野生動物に選定されている。同展では、100点以上に及ぶ写真入りの解説パネルをはじめ、ニホンカワネズミなどの骨格標本、オジロワシなどのはく製類の展示を中心に、動物相の現状把握と種の保全の大切さを知ってもらう。併せて、アカハライモリ、イシガメなどの飼育展示コーナーも設ける。開催に当たって、東京など関東方面、青森、富山など各地の博物館、研究者の協力を得て、秘蔵の展示品が並ぶことになっており、箕輪一博・市立博物館学芸員は「この地球は人間だけのものではない。ともに生きるもの同士、野生動物たちとの共生を考え、子孫への遺産として何を残すかも考え合いたい」としている。

 会期は8月25日まで。入場料は大人が500円、中・高校生が300円、小学生以下は無料。20人以上の団体はそれぞれ100円引き。

(2002/ 7/25)

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