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刈羽村の油田・黒川両集落は16日、地区の敬老会行事としておよそ半世紀ぶりに盆踊りを行い、お年寄りがリードする伝統行事を通し、世代間交流の輪を広げた。
両集落は45戸。敬老会の対象は31人。戸数の減少と少子化などから、盆踊りは昭和20年代から中断していた。今年度から村が敬老会の運営を地区などに任せるのを機に、第1回敬老盆踊り大会として復活に取り組んだ。
地元の「油田黒川甚句」の歌詞は、お年寄りの記憶を基に近隣集落や関係者から聞き取り、「ナスの皮のぞせ(雑炊)だいや」と昔の暮らしをおおらかに描いた6番までの歌詞を復元した。哀愁を帯びた独特の節回しは高齢者には懐かしい響き。一方、敬老盆踊りの実現に尽くした中山一徳・黒川区長(48)らの世代には初めての歌と踊りだ。
お年寄りの指導で4日間、子供から中高年までがけいこを積んだ。久しぶりに演じる熟練の笛、太鼓や歌と各世代の踊りのコンビネーションは日を追って息が合った。踊りを教えた神林道子さん(75)は最後の練習で成功を確信したという。「こうも早く地域の心が1つになるものかと驚いた。覚えてもらい、何とも言えずうれしい」と話す。
当日は天候にも恵まれ、会場の油田農村公園ではちょうちんの下に浴衣姿の家族連れや帰省客の語らい、やぐらの周りに老若男女の踊りの輪ができた。踊り手からはやし言葉も返され、お年寄りの仮装踊りが盛り上げた
(2003/ 8/19)
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