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1984年に失跡して柏崎市の海岸で所持品のバッグが見つかり、北朝鮮による拉致の疑いが指摘されていた甲府市の山本美保さん=当時(20)=について、山梨県警が、直後に山形県遊佐町の海岸で見つかった身元不明遺体が本人であるとDNA鑑定から判断したことが5日分かった。
山本さんは1984年6月4日、「図書館に行く」と甲府市の自宅を出たまま行方不明になり、4日後、柏崎市の荒浜海岸で運転免許証などが入ったセカンドバッグが見つかった。
双子の妹で甲府市の森本美砂さん(40)は5日、県警警備1課から約1時間説明を受けた。山形県の水死体は失跡後の6月21日昼ごろ発見された。損傷が激しく、身元不明扱いとなっていた。美砂さんは昨年5月に自分が提供した血液と遺体の骨髄のDNAの型が一致したという鑑定書を示され、「残念ながら本人に間違いありません」との確認を告げられた。
家族らは2002年9月、県警に再捜査を要請した。昨年10月、県警から今回の事案について照会され、遺留品の着衣の一部、アクセサリーなどの写真を見せられたが、美砂さんには見覚えがなかった。美砂さんは「違うと答えていたのに、疑う余地のない形で示された。なぜ今になって判明したのか、疑問が出てきた。事実関係を整理してみたい」と話している。
山本さんは「特定失そう者問題調査会」が拉致の疑い濃厚としていた1人。
(2004/ 3/ 6)
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