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産大・工科大新入生歓迎会。交流アトラクションでえちゴンから賞品を受 けとる新入生=24日、産文会館 (2024/04/26)


創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)

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故伊藤豊さんの足跡たどる展覧会が下旬から

 柏崎の鋳金・造形作家として活躍し、日展審査員・参与を務めた故伊藤豊さん(1917―2002)の足跡をたどる展覧会が今月下旬から9月にかけて市内で開かれることになった。ジャンル別に2会場に分け、伊藤豊展「創造の軌跡」がソフィアセンターで23日から。建築美術、モニュメント、デザインを展示。「鋳金への想(おも)い」が前日の22日からギャラリー十三代目長兵衛で。こちらは鋳金、陶芸、絵画が出展される。ともに9月3日まで。

 伊藤さんは東京美術学校(現東京芸大)卒。1949年、花器「四季連作 夏『蛾の踊り』」が日展で特選に輝いたのをはじめ、数多くの優れた作品を生み出した。県民会館のシンボル彫刻「不死鳥」・県民ホール扉「雪椿」・小ホール前陶板スクリーン「豊年」のほか、市民会館大ホール前の壁面装飾「潮鳴」や駅前公園の市制50周年記念モニュメントは代表作だ。奈良・薬師寺の月光菩薩像などの国宝修復に当たる一方、胸像、校章、会社のロゴマーク制作も手掛け、多彩な活動を展開した。また、柏高で長年にわたって工芸を指導するなど、人材育成に情熱を注いだ。

(2006/ 8/ 4)

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