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市財政試算、10年度は25億円赤字

 市は9日、市政に関する市議会への報告会を開き、今後10年間の市財政見通しの試算を示した。中越沖地震で停止中の東京電力柏崎刈羽原発が2010年度に運転を再開すると仮定し、従来の事業・施策を進めることを前提にすると、同地震による災害復旧事業債の元金償還が本格的に始まる10年度の一般会計の実質収支は約25億円の赤字となるなど毎年度厳しい状況が続く。会田市長は「市財政は極めて深刻」とし、新たな財源確保と思い切った歳出削減を緊急課題に挙げた。

 試算は財政健全化に向けた計画策定の一環。一般会計の予算ベースで07年度一般会計決算見込み、08年度予算を基本に、今後の見通し、社会情勢、人口推移などを勘案して算出した。09年度は依然原発が停止し、市税収入が戻りきらないと仮定する中で、財源不足に対応するため財政調整、減債など主要基金を取り崩し、実質収支は約1億7000万円の赤字になると推計した。

 10年度は税収の増、原発再稼働による歳入の増加があるものの、主要基金の枯渇、中越沖地震に伴う起債の本格的な元金償還が始まることや、公営企業への繰出金の増額などにより赤字が増大し、実質収支は約24億6000万円、11年度は約24億4000万円のそれぞれ赤字になると見た。

(2008/ 5/10)

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