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市村教育関係者が懇談会

 市教育委員会(高杉志朗委員長)、刈羽村教育委員会(秋山文裕委員長)、柏崎市刈羽郡小中学校長会連絡協議会(渡辺隆樹会長)が22日、市内鯨波のメトロポリタン松島で教育懇談会を開いた。「子どもの教育」をめぐり、親の規範意識の向上などが課題に挙がった。

 懇談会は、教育の課題について話し合いを進め、教育振興の一助にする。毎年、夏休みの時期に行ってきたが、中越沖地震で昨年は中止になり、2年ぶり。今年は「子どもの教育を学校、家庭、地域、行政で考える」をテーマに、市村の小中学校の校長、教育委員、小・中学校PTA会長、行政関係者ら約70人が集まった。

 パネリストは内山清さん(比角コミュニティセンター長)、根本久美子さん(市小中学校PTA連合会副会長)、小林景子さん(市教育委員会指導主事)、栗田明廣さん(刈羽小校長)、高野秀樹さん(二中校長)。コーディネーターを中村義郎さん(枇杷島小校長)が務め、パネリストはそれぞれの立場で意見を述べた。

 この中で「子どもの生活体験が豊かなほど道徳、倫理観を高める」(内山さん)、「自分以外に大切な人を多くすることで、人と一緒にいる時のモラル、マナーが変わる」(栗田さん)、「地震の際のボランティアを機に、生徒は地域とのつながりができた」(高野さん)、「子どもは地域の宝。家庭だけでなく、地域の協力が必要」(根本さん)、「学校・家庭・地域が共通で『教育3・3・3運動』を」(小林さん)などと提言。

 また、学校情報のモラル、子どもを取り巻く大人の人間関係の希薄化なども指摘された。懇談会を締めくくって、「大人が変われば子どもが変わる。地域が変われば親を変えることができる。大人の規範意識の向上、モラルの低下などが課題だ。これらの点を踏まえ、子どもたちを育てていきたい」などとまとめた。

(2008/ 8/25)

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