雪が降った

2005.2.1記
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吹雪で雪まみれになった白い松ノ木たち

 写真は全部2月1日夕方撮影。絵になると思うモノや情景がいっぱいあるが何分にもお天気が悪い。こうもりを左手にカメラを右手に、レンズに雪がつかないように気を遣う。
 横から白い雪が吹き付けたこの風景、私は好きだ。今冬、大雪となり、特に昨秋の大地震が襲った中越地方に追い討ちをかけるように一気に大雪が降り、その重みで倒壊した家屋の映像などをみるとほんとに胸が痛むが、そういった悲劇的なことが伴わなければ、雪国の景色や風物は人の心を清め慰めてくれる温かさを持っていると思う。

殺風景な雪景色の中で赤い進入禁止の標識が目立つ

 雪まみれの殺風景な白と黒の世界の中で、進入禁止の標識の赤だけが目立っている。

かえでが紅葉でなく「白いもみじ」になっている

 何年か前にも同じようなことを書いたことがあるが、私はこの「白いもみじ」がまたたまらなく美しいと思う。紅葉のときの美しさに負けないとさえ感じている。
 ただ、寒いという条件が厳しい。「枯れ木残らず花が咲く」と楽しく歌うには、寒暖の差に対応する弾力性がすっかり衰えてしまった。特に寒さに対する抵抗力が弱くなり、雪を片付ける体力も情けない状態である。

雪と遊ぶ学校帰りの子どもたち

 学校帰りの子どもたちは元気である。とにかく除雪してくれた歩きやすいところを歩こうとしない。つい先ほども深い雪の中で片方の長靴が抜けてしまって長靴が行方不明となった子どもがいて、車で通りかかったFさんがスコップで一生懸命探してやっていた。私もしばらく付き合ったが、ついに見つからず、結局Fさんがその子を車で家まで送ってあげることになった。(2月1日記)

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