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開催中の春季企画展「刷り物博覧会〜引札に映る人々のくらし〜」。今で 言う広告チラシがずらりと並んだ=市立博物館 (2024/05/08)


新潟病院附属看護学校の学生が行った血圧測定などのイベント=2日、市 役所 (2024/05/07)


成年年齢の引き下げで名称が変わり、3年目になった「二十歳のつどい」。久しぶりの再会を喜ぶ出席者=3日午後、アルフォーレ大ホール (2024/05/04)

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北条音楽劇がアマ演劇フェスで熱演

 労働組合・連合東京青年委員会の雪国ボランティア(小林厚志実行委員長)の一行75人が10日、高柳町のお年寄り住宅の軒下除雪に汗を流し、住民との交流を深めた。

 一行は9日午後、同町に到着した後、地域の人たちから指導を受け、除雪に使うかんじきづくりに挑戦。翌10日は午前9時から夕方まで、町内6集落に分かれて35人のお年寄り宅の軒下除雪に励んだ。今冬の同町は地域の人でも「久しぶり」と話すほどの大雪。毎年除雪に参加している人も「今年は確かに雪が多い」と驚いていた。

 同委員会が同町で除雪活動を行い、これで7年目。毎年、1人暮らしのお年寄りらに喜ばれると共に、町民とのふれあいも深めている。また除雪活動をきっかけに田植え、ホタル見物、稲刈りなどの体験交流にも発展。町でも雪国や農村の本当の姿を都会の若い人から知ってもらう絶好の機会として受け入れている。

 今月初めから開幕した柏崎演劇フェスティバル(市産文会館など主催)の第2回公演が11日、同館文化ホールで行われた。特別出演の市内北条地区コミュニティ振興協議会(藤田克子会長)が音楽劇「長鳥の久遠(とお)い流れ〜北条ものがたり〜」を熱演し、たくさんの人が集まった会場に感動を呼んだ。

 作品は長井満・柏崎演劇研究会代表の脚本・演出によるもので、昨年秋北条中で初演。地区外では初めてになった。曽祖父の地・北条を訪ねてきた幼き日の勝麟太郎と、里の子との出会いをプロローグに、秀快上人、八石伝説、弘法伝説などを織り交ぜた。キャスト・スタッフは総勢200人。途中、土地の昔話が語られ、御詠歌が響き、コロスがふるさと賛歌を歌い上げた。

 長鳥川の流れ、豊かな自然への感謝が会場を包み、客席で「北条出身だが、地元にこういう歴史があることを改めて知り、とても誇らしい思いがした」と50代女性。長井代表は「まさに北条物語。地域にかける思い、長年の積み重ねがパワーになった」と話し、藤田会長は「地域総出の演劇。北条ならではのものが発揮できた。地域にとって大きな財産だ」と地区外での初公演の成功をかみしめた。

 この後の上演計画は別記の通り。入場券は一公演券が500円、フリーパス券が1,500円。小・中学生は無料。取り扱いは同館、市民会館、柏崎日報社ほか。問い合わせは産文事務室(電話24-7633)へ。

▽17日午後7時=柏崎ミュージカルワークショップ「ハッピーバースデー」
▽18日午前10時半=柏崎常盤高校「duo」、午後2時=柏崎商業高校「さようなら私の夢」、柏崎高校「犀・思い出のコウイチロウ君へ」
▽25日午後2時=劇団さくら組「ペーパー・プレーン」
▽3月3日午後7時=劇団のあ「ぶりきの金魚」
▽同18日午後2時=柏崎演劇研究会「探偵小説〜一幕〜」「見えすぎちゃって困るの」

(2001/ 2/13)

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