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柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)

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期待込め「人物館」竣工式

 市が、市内東本町1の旧市立図書館でリニューアル工事を進めてきた「柏崎ふるさと人物館」が完成し、24日、たくさんの関係者が集まって竣工式を行った。館内にぎっしりと並ぶ資料が、柏崎刈羽の先人たちの足跡をしのばせ、参列者は新しい役割を担って再生する施設に期待を高めた。

 この日は午前10時半からテープカットなど記念のセレモニーが進められた。西川市長は「多数の市民から利用された図書館が装い新たに衣替えをした。遺族をはじめ、各方面の有形・無形の協力でしつらえることができた。ふるさとが世に誇られる先人の足跡をお披露目でき、社会的・歴史的にも意味ある施設だ」とあいさつ。 

 セレモニーに続き、館内見学に移った。常設展には「産業・経済」「社会の発展」「学術・教育・スポーツ」「芸術・文化」「江戸時代後期」の5分野に、近世末から近現代にかけて活躍した110人の書籍、額、賞状など事績が展示された。枇杷島出身で「シートン動物記」の翻訳者・故内山賢次さんの次男の妻で横浜から来たという内山つね子さん(74)は「義父とは一緒に生活していただけに、こうして展示され、とても感慨深いものがある」と話した。

 人物館は、新図書館の開館で使命を果たし終えた旧図書館を有効活用したもので、市制60周年記念事業の一環に位置付けられた。柏崎刈羽の産業、文化の礎を築いた先人たちの資料を展示し、遺徳をしのぶと同時に、先人の生き方を学び、心の糧にすることを狙った。資料収集を開始して以来、5年の歳月をかけ、念願の開館にこぎつけた。一般公開は4月1日から。

(2002/ 3/25)

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