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世界最大のスポーツ大会、FIFAワールドカップ2002が31日、韓国と日本を会場に開幕した。高柳町岡田出身、今井恭司さん(56)はサッカー日本代表チームの写真撮影を続け、今年で30年。選手に最も近いフォトグラファーと呼ばれ、現在w杯記念の写真展を東京・渋谷パルコで開催中だ。
今井さんは地元中学を卒業後、東京の夜間高校から東京写真大学(現・東京工芸大学)に進学。卒業後、広告写真撮影を経て1972年からサッカーを中心にスポーツの撮影活動を開始。最初の日本代表チームの撮影は同年五月、サッカーの神様と呼ばれるブラジルのペレがサントスFCの一員として来日した試合だったという。
当時は日本のサッカー人気は低く、カメラマンもほとんどいなかった。日本リーグ、ワールドカップ、オリンピックなど、これまでに撮影した日本代表の試合は300試合以上。日本のカメラマンの中で、最多記録を更新している。85年には「スタジオアウパ」を設立。これまでに数多くの写真集やサッカー入門書、Jリーグオフィシャルガイドなどの写真を担当している。
写真展は東京「渋谷パルコパート3」7階にある「スクエア7」で。70年代以降の日本代表チーム、日本サッカー史を語る未公開写真の数々を展示。試合はもちろん、選手の日常の素顔を撮影した写真も含まれている。日本サッカー協会の釜本邦茂副会長らがメッセージを送り、この中には元日本代表キャプテン・コンサドーレ札幌監督の柱谷哲二さんが93年の『ドーハの悲劇』について「今井さんも私たちと同じピッチに立ち、同じ気持ちだったでしょう」と記している。写真展は6月16日まで。入場無料。
今井さんは6人兄弟の末っ子。長兄で、じょんのび村協会専務取締役の今井清栄さん(65)によると、30日からは韓国での撮影に入っているという。清栄さんは「カメラマンにとっても晴れの舞台のW杯。体に気をつけて頑張って欲しい」とエールを送っている。
(2002/ 5/31)
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