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産大留学生がモンゴル相撲“夏場所”

 市内軽井川の新潟産業大で3日、中国内モンゴルの留学生らが昨年に続いてモンゴル相撲大会を開き、伝統様式で力と技を競った。

 モンゴル相撲はジョトクと呼ばれる革のチョッキを着て闘う。土俵はなく、ひざから上が土に付くと負け。内モンゴル様式はチンギス・ハン時代からの伝統を受け継ぎ、カラフルな帯とゆったりしたズボン、革の長靴が特徴だ。

 競技は32人のトーナメント戦。互いにつかむジョトクの革がきしみ、足払いを仕掛ける長靴がぶつかり合って鳴った。会場の芝生広場では学生、教職員ら約100人が声援を送った。相手のバランスを崩し、一瞬で倒す技にどよめきが起きた。

 産大の内モンゴル自治区の留学生は107人。現地の教育機関と提携して選抜を行い、独自のシステム、教育指導で受け入れている。寄付を出し合い、大会準備を進めた実行委員長のゴオチミンさん(24)=人文3年=は「留学生は皆気持ちを1つに準備をしてきた。モンゴル相撲のクラブ昇格を目指したい」と話していた。

(2002/ 8/ 5)

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