市選管が校舎内に設置した期日前投票所で1票を投じる生徒=13日、産大附属高 (2024/11/14)
刈羽村長選で、7選を決め、万歳三唱する品田宏夫氏(左から2人目)。 左は薫子夫人=12日午後5時過ぎ、刈羽村上高町の選挙事務所 (2024/11/13)
米寿を前に、「自分史」を製作した廣川克郎さん=刈羽村赤田北方 (2024/11/12)
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市内上米山小(吉田正宣校長、児童数17人)でこのほど、地域の協力を得てグラウンド脇でオイル缶を使った竹炭作りを体験した。校歌の一節に「親しさよ、炭焼くけむり」と歌われるほど、同地区はかつて炭焼きが盛んだった所。缶の中から黒光りした竹炭が取り出されると、児童たちは目を輝かせた。
竹炭作りは、文部科学省の指定を受けた「豊かな体験活動」の一環で、「総合的な学習の時間」の活動として取り組んだ。炭焼きを通して谷根の歴史を知り、地域を愛する心を育てるとともに、炭の利用法を調べることで環境を考える心の育成を狙った。児童たちは事前にインターネットや図書資料を調べ、地域のお年寄りから話を聴き、炭作りについて学んだ。
この日は、総代の竹内吉郎さん、児童の祖父の小俣伝さん、池田寿一さん、大矢總一さんを講師に迎えた。最初に講師から竹炭作りの手順の説明を受け、作業を進めた。5・6年生は慎重な顔つきで竹をなたで割って節を取り、1年生から4年生まではオイル缶のふたに空気が入るように穴をあける作業に取り組んだ。
炭にする竹をオイル缶に詰めた後、講師が準備しておいた土窯に缶をのせ、着火した。午前9時から始め、6時間後の午後3時にようやく炭が出来あがった。5年生の山崎郁絵さんは「青い竹が本当に炭になるのか最初は疑っていたけど、黒いきれいな炭になって、すごくうれしかった」との感想。
同校では今後、この炭を環境に役立たせるための利用法をみんなで学習する。講師の1人、小俣さんは「昔は、どこの家も炭焼きをして生計を立てていた。実際に、煙のにおい、色を実感し、今は、校歌の一節にしか残っていない谷根の炭焼きを子どもに伝えていきたい」と話した。
(2002/11/13)
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