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切り花ストックの出荷がピークへ

 柏崎刈羽で産地化を目指している切り花・ストックの出荷がお正月に向けてピークを迎えようとしている。

 ストックは南ヨーロッパ原産のアブラナ科の植物で、10月中旬から1月下旬にかけて白、ピンク、紫の花を咲かせる。県内では三島、西蒲原を中心に栽培され、関東圏や県内に出荷されている。

 栽培期間が稲作と重ならず、育苗ハウスが利用できるため、県が大規模農家の複合経営の一環として奨励。柏崎刈羽では10年ほど前から一部の農家で栽培が始まり、市農業振興公社が設立された1999年度から、同公社が苗づくりを受託することで本格的な栽培と品質の統一を進めてきた。

 今年度は公社で、花にボリューム感のある八重咲き・スプレー系4万6,000苗を育て、8月に郡市13戸の農家・生産組織に引き渡した。11月に入ってから京浜市場を中心に出荷を始めた。

 柏崎地方は足早な冬の気配で天候がぐずつく日が多い中、ストックの花の咲くハウスはパッと明るい雰囲気だ。

(2002/11/30)

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