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土合新田が「閉村式」、来年合併

 集落を発展的に解消し、来年1月1日に市内下大新田(中沢房之町内会長・世帯数60戸)への編入を予定している同土合新田(桑原清人町内会長・同21戸)の「閉村式」が27日、西中通東部集会所で行われた。長い歴史を刻んだ先祖・先人の歩みを振り返り、新しい町内としての融和に心を1つにした。

 土合新田は、室町時代・1300年代の水田開発とともに集落の歴史が始まったらしい。安土桃山時代の水害を記した文書には、土合新田、下大新田の名前が見られる。昔から集落名は二つだが、どういうわけか家々は混在した形になっており、道路に沿って1軒おきに下大新田、土合新田となる場所もある。そんな土地柄から、2つの集落は仲が良く、大正時代から青年団や婦人会、近年は老人クラブや子供会が一緒に活動。しかし、集落行政だけは別で、過去に統合の話が何度か持ち上がったこともあった。

 土合新田では2001年1月の総会で、下大新田との合併が提案され、参加者の全員一致で編入を決議。以来、両集落の役員が集まり、住民生活の細部から神社の管理に至るまで協議を重ねた結果、今年10月に合併の調印、来年1月1日をもって正式に「下大新田」として1つの町内になることが確定した。

 27日は土合新田の鎮守様・諏訪神社の秋祭りの日。神事に続いて「大字土合新田閉村記念」と刻んだ碑を境内に建立。西中通東部集会場で出身者らも加え、約60人が出席して「土合新田閉村式」を行った。

(2003/ 8/28)

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