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赤れんが棟「しばらく現状のままに」要請へ

 会田市長は8日午後の市議会2月定例会の一般質問で、旧日石加工柏崎工場跡地の赤れんが棟をめぐり、周辺の土地利用計画との関係で、この建物をしばらく残しておいてもらうよう新日本石油に要請する考えを示した。赤れんが棟の保存問題で中村明臣氏(蒼生会)が市長の考えをただしたのに答えた。

 旧日石加工跡地は、市民グループ「赤れんが棟を愛する会」の保存運動の動きなどから昨秋、会社側と市が赤れんがのドラム缶塗装場の解体延期を含め、今年3月末をめどに今後の土地利用について協議することで合意している。

 答弁で市長は「柏崎に残る貴重な産業遺産として残せるものであれば残したいという思いはあるが、いくつかの条件をクリアする必要がある」と述べ、「保存した場合の活用策、保存にかかる多額な費用、所有者の新日石の意向、何よりも大多数の市民の意向が大きな要素になる」とこれまでの見解を繰り返した。また、「現状においては赤れんが棟ありきで土地利用を考えていくのではなく、土地活用の中で赤れんが棟が生かせるかどうかという判断をしていきたい」と述べた。

 その上で、「市の方針が定まるのは、新年度に取り組む『まちなか活性化計画』の取りまとめによるため、一応3月末がタイムリミットに設定されているが、赤れんが棟をなお、しばらく残しておいてもらうよう新日石に対しお願いしてみたい」との考えを示した

(2006/ 3/ 9)

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