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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

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市内外国人、留学生が被災体験記

 中越沖地震から1年にあたり、柏崎地域国際化協会は市内在住外国人、留学生の震災体験記「あのとき、あの瞬間!」(B5判、111ページ)を発行した。

 同協会は地震翌日に「柏崎災害多言語支援センター」を開設。避難所の外国籍住民に情報を届け、全国の支援者の協力で対策本部情報を中国語、タガログ語、タイ語、英語、やさしい日本語に置き換え、発信した。体験記は震災の教訓を他地域の外国人、後輩に伝え、防災への備えに生かそうと国際協力機構の義援金で2000部を作った。

 昨秋から編集に動き、協会の日本語教室の参加者4人と新潟産大留学生34人、関係者5人の寄稿を収録。来日する母国の人、新入生の安心につなげたいと日本語、母国語の双方で文章を載せた。被災のショック、分け隔てのない支援への感謝、避難所トイレにプールの水をバケツで運び、感謝の言葉を奉仕に代えたボランティアなどをつづる。

 避難所で水をもらって帰る途中、自宅が壊れた老夫婦に励まされた留学生は「胸にぐっと来て、涙を誘った。私のために作ってくれた笑顔がたまらなかった」と書いた。

 産大の11人の学生編集委員はモンゴル語への入力などを担当。母国語にない「仮設住宅」「津波」などの用語に注釈を付けた。

(2008/ 7/19)

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