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市は20日、市内宝町の小松エスト跡地売却の優先交渉権者を、県内にスーパーマーケットやホームセンターを展開している株式会社ウオロク(本社・新潟市中央区、葛見正樹社長)に決めたと発表した。スーパーマーケットを核店舗にした商業施設と医療施設を整備し、市民の生活拠点などを目指す計画。市は今後、市議会9月定例会に土地売買契約議案を提出するなど、手続きを進めていくとしている。
小松跡地は広さ約6.2ヘクタール。中心市街地のにぎわいと活力創出を目的に、市が土地利用提案型による民間への売却を7月に公募した。ウオロクの計画では、総床面積2万3195平方メートルの平屋建物を建設し、スーパーマーケットのほか、ホームセンター、飲食店を併設。生鮮3品の売り場面積2310平方メートル。商業テナントは地元優先で誘致するという。また、医療施設には整形外科と、歯科または眼科、内科または小児科を設ける。駐車場1110台。市は契約から2年以内の事業開始を義務付けている。
今回の公募にはウオロクの単独提案と、日生不動産(新潟市)・アークランドサカモト(三条市)の共同提案の2件の応募があった。いずれもスーパーマーケットやホームセンター中心の計画。市から諮問を受けた選定審査会では、まちづくりへの貢献、土地利用・施設計画などを審査し、2件とも基準評価得点を満たす「合格者」として18日に答申した。その後、入札書を開封し、市が要項の規定によって、入札価格の高かったウオロクを選んだ。
(2008/ 8/20)
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