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北京オリンピックのセーリング男子RSX級で、柏崎市出身の富沢慎選手(24)=柏工出、関東自動車工業=が20日、上位10人による最終のメダルレースで9位となり、最終成績を10位とした。五輪のウインドサーフィン競技としては、これまで日本の過去最高位だ。
RSX級は11日から青島国際マリーナで競技が始まり、富沢選手は18日の第9レース終了時点で総合14位だったが、19日の第10レースで今大会最高の2位と大健闘。最終日の上位10人によるメダルレース進出を決めた。20日の最終レースでは、スタート後にフライングの告知があり、富沢選手はスタートラインまで戻り、そこから必死に追い上げたが、9位でゴールした。富沢選手は青島特有の微風に合わせて、五輪前から現地で調整してきたが、レース期間中は低気圧の影響もあり、強風の中でのレースとなった。第10レースの時は調整してきた通りの気候条件と重なり、2位の成績を収めた。
現地では、父親の仁さんら家族が駆けつけて応援した。電話取材に仁さんは「青島では日本人会の大勢の皆さんが大声援を送ってくれて盛り上がった」とし、「先輩がなしえなかった世界10番。ここまでよく頑張った。ほめてやりたい」と富沢選手をたたえた。
柏工で3年間同じクラスだった飯田亮さん(24)は「五輪前に(富沢選手と)メールで連絡を取り合い、『メダルは難しいけれど、入賞を目指したい』と言っていた。レース期間中はインターネットなどで順位を見守っていた」と話し、「世界のトップ10入りおめでとう。これからも向上心を持ち続けて、さらに進化していってほしい。4年後のロンドン五輪での活躍を」と期待した。柏工同窓会の村山忠利会長は「テレビ中継もなく、気をもみながら、最終レースでは『神風が吹け』と祈りながら応援した。入賞できなかったことは残念だが、逆境から決勝に出たことは拍手を送りたい。柏崎市、新潟県にとっても名誉なこと。23日の同窓会総会で報告し、みんなで健闘をたたえたい」と後輩の活躍を喜んだ。
(2008/ 8/21)
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