PHOTOニュース

高校野球選手権新潟大会決勝の産大附属―帝京長岡。柏崎勢初の夏の甲子園出場を決め、マウンド付近で喜びを爆発させる産大附属の選手たち=26日、新潟市中央区のハードオフエコスタジアム (2024/07/26)


踊り絵巻で情緒豊かに市中を埋めた民謡街頭流し。柏崎に夏本番の訪れを告げた=24日夜、市内東本町1 (2024/07/25)


全国高校野球選手権新潟大会準決勝の産附―中越。産附は7回に相手の失 策で千野(右)が生還して6―5と逆転する=23日、エコスタ (2024/07/24)

>>過去記事一覧
旧柏崎陣屋保存・再建で顕彰会創立へ

 市内大久保2にある旧柏崎陣屋桑名藩士の長屋を保存・再建していこうという「柏崎陣屋保存顕彰会」 (設立発起人代表・西川勉さん)の創立総会が14日、ソフィアセンターで開かれる。現存する建物は県内にも例がなく、柏崎の貴重な文化遺産として多くの賛同を呼び掛けている。

 柏崎陣屋は松平定賢が1741(寛保元)年、高田から白河へ移封となり、これまでの扇町陣屋を廃し、翌年、領内221カ村の総支配所として大久保に築造された。以後、幕末まで桑名藩から役人が派遣され、越後五郡を支配した。

 陣屋の規模は東西約182メートル、南北約164メートルで、約3万平方メートルの大規模なものだといわれる。その後、明治初年に柏崎県となって県庁が置かれたが、新潟県に吸収合併され、次第に姿をなくした。

 市が2006年度に行った現存の長屋2軒の調査で、「県内では同種の陣屋に関する建造物が残存している報告は確認できず、県内では唯一残されたものである可能性が考えられる」などと報告された。また、「柏崎陣屋は高田や長岡と異なる歴史と文化を柏崎に形づけた役所であり、役人たちの住居として、柏崎陣屋跡に唯一残る建造物として今後の保存に期待したい」とも評価された。

(2008/12/ 4)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。