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今年も全国学校給食週間(24日−30日)がスタート。週明けの25日から市内の各共同調理場や単独調理校などが工夫を凝らした給食が繰り広げる中で、中央地区第二調理場では昔の人気メニューなどを献立に取り入れ、子どもたちの話題を集めている。
学校給食は明治22年、山形県鶴岡町のお寺で貧困家庭の子どもたちに出した昼食が始まりといわれ、もう100年あまり。最初はつつましい内容だったが、時代の経過とともに、メニューが増え、変化に富んだ豊かな学校給食になっている。記念週間は感謝の気持ちを忘れないでほしいとの願いを込めて設けられた。
同調理場ではこれまでに週間中、世界の味体験などを献立に取り入れてきた。今年は昔の人気メニューによって、時代の流れを知ってもらおうと、5日間の献立を計画。初日はご飯からすべての栄養を取っていた明治時代のころの給食を再現した。
配食校のうち、柏崎小でも給食の時間に、梅ぼし入りのおにぎり、塩ザケ、みそ汁などが机の上に並んだ。3年生の学級では「おにぎりがすごくおいしい」「サケの塩焼きも家で作ってもらうのより、ずっとおいしいよ」と口々に感想。中にはペロリと食べる子もいた。
同調理場では記念週間として昭和30−40年代の人気メニュー、ご飯給食開始のころのカレーライス、のっぺ煮など郷土食の献立を行い、自分で選ぶセレクト給食で締めくくる。石塚一以栄養主査は「給食を通して、自分の健康は自分で守れる子を目指してほしい」と話した。
(1999/ 1/26)
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