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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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進学指導は生き方の指導 大学進学めぐるシンポ

 柏崎地域の大学進学の状況と在り方をさまざまな角度から検討するため、県教育委員会が主催して20日、上越地区大学シンポジウムが産文会館で開かれた。県教委の永井成一・高等学校教育課長の現状説明を受けて六人のパネラーが登壇し、「子供の将来の夢のために何が必要か」をテーマに約3時間にわたり熱心に意見を交換した。コーディネーターは、今回の担当校である柏高の加藤洋一校長が務めた。

 パネラーは相沢陽一(市教育長)、内田安三(新潟工科大学副学長)、熊木文一(鏡が沖中校長)、後藤満利子(鏡が沖中PTA役員)、佐藤博(柏高PTA役員)、杉田 勉(柏高教諭)の6氏で、いずれも大学進学モニター委員会のメンバーだ。

 意見交換では「アンケートでは中学3年生の段階で6割の生徒が就きたい職業を決めているが、残りは高校に入ってからになる」「子供が夢を持つためには多くの体験活動が必要」「大学は社会に出て新しい問題を処理できる能力を養成するところ」「親子で一緒にいる時間を持つことが大切」などの声が上がった。

 また、会場からも「高校教育を総合的にみる新システムを」「遊びにいくのなら、大学に行かせる必要はないのでは」「長岡の例に見られるように行政にリーダーシップを取ってほしい」などの質問・意見が出され、パネラーとの間で意見交流を図った。

 最後に宮沢稔・県教育次長が「進学指導を生き方の指導ととらえて、これからいろいろな課題に取り組んでいきたい」と話した。

(1999/11/22)

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