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見頃を迎えたカキツバタ。鮮やかな紫色の花が水辺を染め、甘い香りを漂 わせた=17日午前、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2024/05/17)


本紙連載のコラム「続・呑んべぃ親父の独り言」(上巻)を出版した春口 敏栄さん (2024/05/16)


旧高柳小で行われてきた卒業証書作りに向け、和紙の原料となるコウゾの苗を植える鯖石小児童=同校 (2024/05/15)

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ホテルレストランに「土垂」のおいな汁

 南鯖石特産のサトイモ「土垂(どだれ)」のおいしさを味わって――と、市内駅前1、ホテルサンシャイン(与口淳支配人)のレストラン日本海(池上幸司料理長)でこのほど季節限定メニューとして「おいな汁」が登場した。生産者・農協とレストランが力を合わせた地産地消の“あったか汁”だ。

 南鯖石地区は昔からサトイモの産地として知られ、ぬめり・ねばりの強い在来品種の土垂は各家庭で自家用に栽培している。これにゴボウや厚揚げ、コンニャク、ニンジン、豚肉などを入れたしょうゆ味の汁は、郷土芸能にちなんで「おいな汁」と呼ばれる。地区では4年前から地域産業の振興として土垂の生産量を増やす取り組みを続け、今年は山室と石曽根(西之入)で、柏崎農協女性部南鯖石支部(目崎共子支部長)が中心になって栽培。豊作に恵まれ、コミュニティまつりはもちろん、笑福市でおいな汁を振る舞ったり、南鯖石小児童とともに駅前の仮設住宅でサトイモを配ったりしてきた。

 そんな中、より多くの人から土垂を知ってもらいたいと願う生産者・農協と、地域の食材を使った柏崎らしいメニューを提供したいとしていたレストラン日本海の気持ちが合致。同レストランの食事メニューに200円をプラスした「おいな汁」が初登場した。

(2007/12/26)

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