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原発7号機、燃料漏えい位置を特定

 東京電力は30日、調整運転中の柏崎刈羽原発7号機で燃料から放射性物質が漏えいしたトラブルについて、漏れを起こした燃料集合体の位置を原子炉外周部近くにほぼ特定できたという調査結果を公表した。付近の制御棒5本を挿入して放射性物質の漏れを抑えたことから、そのままの状態で運転を継続したい考えで、次回定期検査で詳細調査を行い、漏えい燃料を交換するとしている。

 7号機は、県・市・刈羽村が営業運転移行を了承したが、定検の最終確認となる経済産業省原子力安全・保安院の総合負荷性能検査がこのトラブルで延期されている。調査報告を受けた保安院は専門家の意見を聞くなどして原因・対策の妥当性を評価する。県は技術委員会の委員に諮った上で、まず、調査のため降下させた出力を通常の定格熱出力一定運転のレベルに戻すことの是非を判断する。東電は、通常運転で数日間、放射線などのデータを監視した結果を改めて国と地元自治体に報告するとしており、県はここで再度技術委に評価を求め、総合負荷性能検査へ進んでいいかどうかの対応を決める方針だ。

 漏えいは、燃料被覆管に微小な穴が開いたことによるものと見られ、東電では、過去の燃料漏えいと同じく、以前使用していたワイヤブラシの毛などの異物が被覆管を傷つけた可能性を挙げた。

(2009/ 7/31)

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