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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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柏崎日報復刊50周年で椎名誠さん講演会

 柏崎日報は今秋復刊五十周年を迎えることから、記念事業の一環として六月二十四 日午後六時半から市民会館大ホールで、柏崎にもゆかりのある作家で映画監督の椎名 誠さんの講演会「海を見にいく」を開く。十月四日には市産文会館大ホールで記念式 典、これに合わせて連載企画の記念出版も計画している。

 柏崎日報の前身は、明治三十三年五月十日に創刊された日刊「柏崎新聞」。三十九 年に現紙名に改題され、昭和十五年十一月、戦時統制により廃刊を余儀なくされた。 昭和二十三年十月三日、戦後の混乱の中から復刊し、当初はタブロイド版の紙面で三 日に一回の発行が続いた。二十七年に日刊に復帰し、三十一年から夕刊紙として今日 に至る。紙齢は二八八五〇号を突破している。

 記念講演の椎名誠さんは昭和十九年、東京生まれ。書評誌「本の雑誌」の編集長で、 創刊時の五百部から十五万部の月刊誌に育てた。小説、エッセイ、ルポ、写真集など 多彩な作家活動と「あやしい探検隊」の冒険家でも知られ、代表作は「哀愁の町に霧 が降るのだ」「岳物語」ほか。「犬の系譜」で第十回吉川英治文学新人賞、「アド・バ ード」で第十一回日本SF大賞受賞。

 また映画製作も手がけ、ドキュメンタリー十数本のほか、本格的な劇場作品「うみ ・そら・さんごのいいつたえ」「あひるのうたがきこえてくるよ」「白い馬」の監督 でもある。六月には、椎名さんの原作で幻想的な短編小説「中国の鳥人」が映画化・ 公開される予定だ。

 講演タイトルは、母の姉が住んでいた柏崎の海にまつわる思い出を陰影深いタッチ でつづった小文を含むフォトエッセイ集「海を見にいく」から取った。入場無料だが、 整理券が必要(満員の際は入場できない場合も)。取り扱いは市民会館事務室、ソフ ィアセンター、産文会館、柏崎日報取り扱い新聞店、柏崎日報社(電話22―312 1)ほか、チラシ掲示各所で。

(1998/ 5/20)

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