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市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)


幅広いジャンルで楽しませた新生音市場。この一つ、太鼓集団「鼓明楽」 は会場と一体感となり、エネルギッシュなステージを繰り広げた=21日、 アルフォーレマルチホール (2024/04/22)


市内3会場で行われた早春茶会。市内外から集まり、春一番の茶会を楽し んだ=市内西港町、シーユース雷音 (2024/04/20)

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大勢の市民らサケの稚魚放流

 時折春らしい日差しが注いだ3日、市内青海川のサケ増殖センターで、この時期おなじみのサケ放流式が行われ、大勢の市民らが参加して稚魚60万匹の旅立ちを見送った。

 谷根川には昨年、ほぼ平年並みの6,055匹のサケが上り、採卵・受精し約150万匹の稚魚を飼育。春を迎えて順次放流中だ。また増殖事業協会(深井汀会長)では増殖事業への理解を求め、育てる漁業・環境保全についての啓発として、小学生からサケの稚魚を育ててもらったり、学校給食にサケを提供している。

 放流式には稚魚を育てた郡市の小学生や市民ら大勢が参加。米山小のマーチングバンド演奏に続いて、深井会長が「これから放流する稚魚が帰ってくるのは21世紀。いつまでも変わらない谷根川の自然を残していきたい」とあいさつ。市の安達助役、高橋市議会議長も「柏崎でもっともロマンあふれる式典がこの放流式。サケの旅立ちを思うと、人生を見るようで心にしみる」「ふるさとを目指すサケはふるさとを思う人の心と同じ。いつまでもきれいな谷根川の水、そして新しい谷根川もつくってほしい」と呼びかけた。

 この後、参加者全員でサケの稚魚を放流。稚魚はこれから約1カ月間、青海川の湾内で体重が3倍の約3グラムになるまで大きくなり、海流に乗って北の海に旅立っていく。

(1999/ 4/ 5)

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