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31候補の市議選 少数戦だが情勢混とん

 統一地方選の後半戦として18日告示された柏崎市議選と、20日告示された高柳・刈羽・西山3町村議選が、25日の投票日に向けて最終盤に入った。

 市議選は、削減定数30人を1人上回る31人が立候補。告示2日前に保守系新人1人が出馬を表明してようやく定数を超過、無競争ムードから一転して選挙戦に突入した。このため、多くの陣営が態勢立て直しと並行しての運動となり、少数戦ながらも、地域・人脈などの戦いが入り乱れた混とんとした情勢だ。

 焦点の1つは東京電力柏崎刈羽原発プルサーマル計画の問題。西川市長が受け入れ表明をしたことや、先の県議選で反プルサーマルの武本和幸氏が敗れたことで告示後の争点にはなっていないが、容認・反対を強く主張している候補の得票動向は依然注目される。特に、反プルサーマルの市民団体が立てた候補は、住民投票条例署名活動の受任者を拠点に無党派層や浮動票をどれだけ取り込めるかがカギになる。

 政策面ではほかに、各候補とも福祉・教育・環境問題などを訴えており、違いが有権者に見えにくい状況の中で、独自性をどこまでアピールできるかにかかる。

 トップ争いは、前回上位の現職と労組の新人が軸。それぞれにプルサーマル問題で姿勢を明確にしていることがどう影響するか。また、前回大量得票の保守系2氏は、駆け込み出馬した新人と支持層が重なっている部分があって複雑だ。

 地域的には、5人が立候補している西中通地区や、7人が争う南部は激戦。地元のほか、組織力や他地区への浸透で票固めを続けている。西中通は、隣接の松波地区も3人が立つ激戦区となったことから、東部・北部だけで8人がしのぎを削る。対照的に鯨波以西は今回も候補がいないため、米山地区や上米山地区なども草刈り場となり、各陣営の動きが活発だ。

 党派では、共産党が現職1人と新人2人で3議席回復を果たせるかが見どころ。街宣・街頭演説をはじめ政策前面の戦いを展開している。県議選での武本氏敗退を受けた社民党系候補の戦いも注目される。一方、女性候補者は公明党と共産党1人ずつで、議会全体では1人増員を目指す。

(1999/ 4/23)

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