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市議選で桜井氏連続トップ

 今回の市議選は、告示2日前に無所属新人・中村明臣氏(52)の出馬表明でようやく定数を超える慌ただしい選挙戦となった。注目のプルサーマル問題は告示後の争点にならなかったが、容認の立場で積極的に発言してきた桜井氏が前回より19票増でただ1人の3,000票台。また桜井氏を追った20票台5人のうち、東電労組の遠藤氏が2位、反原発の矢部氏が3位、無所属新人で同じく反原発の前柏崎地区労組会議議長・笠原浩栄氏(58)が5位に入るなど、プルサーマルをめぐっては賛否双方の勢力が上位に拮抗(きっこう)した形となった。

 北岡氏は、先に行われた県議選で反プルサーマルの武本和幸氏が敗れたあとの戦いだったが、大方の予想を上回る上位当選。約25,000人の署名を集めた住民投票条例請求運動の力を温存し、市民ネットの議会進出という新たな成果を上げた。

 新人は遠藤氏、笠原氏、北岡氏のほか、公明党の若井恵子氏(41)が4位、3人が立った激戦・松波地区の無所属新人・霜田彰氏(51)が8位、駆け込み出馬した同じ松波の中村氏が11位に入り、全般に新人が大健闘した。

 現職のうち、前回2位の本間厚幸氏(49)は順位を6位に落としながらも、得票は前回並みの2,100票台。前議長の自民・丸山敏彦氏(62)、副議長の無所属・梅沢明氏(65)はともに1,800票台で安定した強さを見せた。

 3議席回復がなるか注目された共産党は、現職の持田繁義氏(44)、新人の宮崎栄子氏(50)と五位野和夫氏(37)がそろって当選し、目標を達成した。山中康宣氏の死去で再び2議席に挑んだ柏崎地区同盟友愛会議と民社協会柏崎支部も、遠藤氏と本間氏当選で議席回復を成功させた。

(1999/ 4/26)

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