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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

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高校再編めぐり意見交換

 柏崎学区の教育関係機関などが一堂に会し、高校教育に関する懇談会(市、市教委主催)が2日、市内諏訪町の登久満で開かれ、県教委の高校改革と柏崎学区の現状、課題などについて意見を交わした。

 懇談会は今年で4年目。中学から大学までの校長、学長、PTA関係者など22人が出席した。本県では少子化による生徒減、進学希望者の増加などから高校教育の再編期を迎えている。柏崎学区の普通科は平成13年度入試から長岡学区と統合される。また、県教委は普通科の比率を増やして専門学科の高校を減らすなどの整備計画の方向について前日に中間まとめを発表した。

 懇談では、柏高の加藤洋一校長が新カリキュラムなどをめぐる動きにふれながら、「個人的には普通科のほかに、全県一円の新学科がほしい。進路指導に力を入れ、実績を上げたい」と述べた。産大附属の植木啓次校長は「柏崎学区は、今まで抑えられてきた普通科志向が爆発的に出るのではないか」と生徒流出に危機感を示した。柏工、柏商はスペシャリスト育成を訴え、「知識も大事だが、ものづくりに汗する体験が重要」とした。

 一方、柏崎地区高校PTA連合会の土田新吾会長は「柏崎の教育水準を高めたい。市主催の会議でなく、独立した団体をつくってはどうか」と提言。鏡が沖中学の熊木文一校長は、卒業者の1割が学区外の公立、私立に進学する現状を報告し、「保護者が地元の高校に愛着をもてるかどうかが決め手。地元に進むメリットが重要だ」と述べた。

 新潟産大、新潟工科大は県内4年制大学の増加に伴い、地元大学への進学を呼び掛け、「希望者全員が入学できる時代の到来は予想以上に早い。教育に責任をもち、就職に強い大学を目指したい」「実習を積んだ専門高校出身者は研究、実験に熱心。特別推薦枠の拡大充を求める声が学内にある」と述べた。

(1999/ 7/ 3)

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