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プルサーマル住民投票条例案 再議に含み
東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画をめぐり、刈羽村の品田村長は8日、村選挙管理委員会で署名簿の審査が行われている住民投票条例制定を求める直接請求について、「住民に選ばれた長として職責を果たす」と述べ、4月中にも予想される村臨時議会で条例案が可決された場合、再び議会に差し戻す再議の行使に含みを残した。
村議会の一般質問で近藤容人氏が「住民投票を求める村民の意向を尊重すべきだ。再議の考えはあるか」とただしたのに対し、同村長は「直接請求は住民の権利であり、これを受けての審議は議会の権利だ。私は村民の意向を踏まえ取り組んでいる」として首長の権限にもふれ、「法にのっとり粛々と手続きを進めていく」と1月の再議決定前の発言と同じ答弁をした。MOX燃料のデータ公開、プルサーマル計画への対応については、「必要なデータ公開は求めたい」「導入見直しの必要があるとは考えていない。県、市と三者一体で進めてきたので、今後もその通り進む」と述べた。
(2001/ 3/ 9)
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