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知事「ミニ新幹線など前向きに」

 柏崎刈羽地域の振興について平山知事と地元経済界が意見を交わす懇談会が2日、柏崎ベルナールで開かれ、首長、議長と商工会議所、各商工会の役員ら約120人が出席した。

 懇談会は「新潟県を豊かにする会」(関昭一会長)が1976年に第1回を開いて以来、27回目。柏崎では14年ぶり3回目だ。知事は講演で、プルサーマルの地元への理解活動について「経済産業相に抜本的な見直しを求めた。反対派の言うことも受け止め、国が主体となって計画の必要性、安全性について説明してほしい。一自治体の議論でなく、国民的な話題となるべきだ」と述べた。また、原発交付金という従来の形では地域振興に無理があるとして、国にアイデアを提供し、具体的な議論をしたいと述べた。

 このあと、柏崎商工会議所と小国町、刈羽村の両商工会が長岡―上越間を結ぶミニ新幹線の早期着工、雪氷等自然エネルギーの補助拡大、大容量の光ファイバー通信網の整備など5項目を要望した。知事は「いずれも前向きに検討する」としたうえで、ミニ新幹線構想について「並行在来線を守りながら、ミニ方式で実質的な足も確保し、酒田まで羽越ミニ新幹線構想でつなげていく方向で考えたい」と述べた。また、通信回線料金の割り引き制度について「電気料金割り引きとの組み合わせで企業競争力、企業立地の大きな武器になる」との見方を示した。

 講演で知事は小泉内閣の目指す構造改革について「『小さい政府』を目指す方向は正しいが、それに伴う『痛み』の内容を具体的に示すべきだ」と指摘。地方の高速道路間を結ぶネットワーク整備のためにも道路特定財源は必要とし、一般財源への見直しについて批判した。

(2001/ 7/ 3)

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