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市内吉井と吉井黒川を結ぶ市道12―3号線の沿線で今、約500メートルにわたり、アジサイの花が見ごろを迎えている。道路拡幅改良・舗装工事に併せ、集落の有志が植えたもので、実に3,000本以上。15年に及ぶ工事の完成と同時に、アジサイロードとして新しい名所が生まれた。
吉井は現在中通地区、吉井黒川は北条地区になっているが、その名前が示すように、もともと深いつながりがあった。両地区を結ぶ市道のうち、吉井側815メートル区間は農耕車がようやく通れるほどのじゃり道で、長年にわたり改良・舗装が望まれていた。1985年になってようやく、幅5メートルへの拡幅改良・舗装工事がスタート。この6月に工事が終了した。
アジサイの植栽は工事に併せ、途中の91年から始まった。傾斜地での拡幅工事だったため、道路両側の斜面が大きくなり、道路全体の形が見え始める中で、「この斜面を草ぼうぼうにするわけにはいかない」と、集落の有志約20人が集まった。さし木で増やせ、繁殖力も強いアジサイを植えることにした。まず1年がかりで苗木を育て、翌年春に約1,000本を植えた。
その後も工事が進むのに伴って苗木を作り、工事区間のうち、約500メートル区間の道路両側と斜面に植え続けてきた。梅雨空を吹き飛ばすかのように、さわやかに紫色の濃淡の花を咲かせ、集落の人は「これからは手入れにも力を入れ、アジサイロードとして長く、多くの人から親しんでもらいたい」と話す。今春には道路脇に50本のサクラの苗木も植えており、この方の成長も楽しみという。
(2001/ 7/ 3)
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