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本格化した高校改革をめぐり、柏崎地区の小学校から大学までの教育関係者らが一堂に会し、高校教育懇談会(市、市教委主催)が8日、柏崎商工会議所で開かれた。柏崎地区で3校7学科を統合する総合学科について中学側が進路指導面から早期に具体像を示すよう求めたのに対し、県高等学校教育課の小林崔・高校改革推進室長は9月上旬にも学科系列案を明示すると述べた。
県教委は柏崎地区で来年度、柏農、柏商、常盤被服科を統合して総合学科に、西越は単位制高校に改組する。また、6年間の中高一貫教育を行う中等教育学校は当初計画を1年先送りし、2003年度に2学級80人の定員で開校する方針だ。
県の小林室長は、柏崎地区では2010年度の中学卒業予定者が今年度より350人減るなどの見通しを示した。総合学科で開設する学科系列案について、「これまでの学科で学べた学習の機会は保証する。従来の学科名は消えるが、生徒の将来を見据えた履修指導で、希望にかなった科目選択ができるようにする」と述べた。
中等教育学校については、「統合で空いた校舎を活用するという基本的な考えは変わらない」と県の立場を改めて説明し、市側が学園ゾーンでの設置を求めていることについて、「地元との協議を進め、2003年4月の開校に向け準備する」と述べるにとどまった。今年度の長岡地区との普通科学区統合では柏崎から49人が長岡に流れ、逆に10人が流入したと報告。地元で懸念された流出は少なかったとの見方を示した。
席上、大学側から「生徒の科目選択などについて、中学で早めに道筋をつける必要がある。必要があれば支援をしたい」との意見や、高校、PTAなどから「生徒数が減っても、地区ごとに中学卒業者を十分収容できる定員枠を」「中高一貫という新し`い理念の受け皿が空き校舎では貧弱。通学区域も全県一区とすべき」との懸念、要望が出された。
(2001/ 8/ 9)
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