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市教委が全小学校で子育て講座

 市教育委員会が今年度から、来春の新入学予定児童を対象にした市内小学校の移行学級に併せ、子育て講座を行うことになり、31日の鯖石小(遠藤昇校長、児童数109人)からスタートした。市内の全小学校で実施し、家庭の教育力向上に結び付けたいと期待している。

 移行学級は、新入学児童があらかじめ自分の校区の学校に行き、市教委が戸籍に基づいて調べた入学通知を確認するとともに、法律による健康診断などを実施する。市内では今のところ、23の小学校で800人余りの入学が見込まれる。

 市教委ではこれまで主に公民館などで子育て講座を開いていた。しかし、不登校、いじめ、学級崩壊の背景には家庭や地域の教育力の低下が指摘され、家庭教育の一層の見直しが求められていることから、保護者が100パーセント出席し、子供の教育にも関心の高い移行学級の機会を利用することにした。 

 県内では111市町村のうち、半数が今年度からこうした取り組みを開始する。ただ、本市のような規模で、全小学校を対象にするのは数少ないという。講師は家庭教育子育て支援ネットワーク協議会、社会教育指導員、スクールカウンセラー経験者ら5人が交代で当たる。

 13人の新入学が予定される鯖石小で、同協議会の村山芳正会長が講師を務めた。1年生の発達段階、親としてのかかわり方などを語り、「いいお母さんは待てる親」「聞き上手、見上手に」「適期・適事・適者は自立の心を育てる」「ゆっくり・ゆったりが子育てのリズム」などと助言した。

 母親からは「子供の自立心を育てるために親はできるだけ辛ぼうすることが大切だと分かった」「『親』という字は木の上に立って見るという話は興味深かった」「『つ』の付く時代は自立心を育てるチャンスということに関心を持った」と感想を述べ、遠藤校長は「就学前のちょうどいい時期に、専門的な話を聞く機会があり、保護者にとってよかったと思う」と話した。

(2001/11/ 1)

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